- 借金を抱えているけれど、身内に立替をお願いしようか?
- おまとめローンで借金を解決できる?
- 借金を返さずに時効を待つ方法は有効?
- やっぱり債務整理が一番効果的な解決方法なのか?
借金問題を解決するにはいろいろな解決方法があります。以下で金沢の弁護士が、それぞれの内容と特徴をご紹介していきます。
1.家族に立て替えてもらう
借金返済できない場合、親などの親族に立て替えてもらう方がおられます。確かに一時的には借金問題は解決されますが、立て替えてもらうと再度借金を繰り返してしまい借金癖がついてしまう方もおられます。
また将来親が亡くなったときに、他の兄弟との間で遺産トラブルにつながる例もあり、注意が必要です。
2.おまとめローンを利用する
銀行などで「おまとめローン」として、今ある借金を一本化する方法もあります。
しかしおまとめローンを利用しても借金の根本的な解決にはなりません。おまとめローンは単に銀行に借金を借り換えるだけだからです。相応に高い利率で利息がかかり続けますし、支払期間が長くなって返済総額がむしろ高額になる事例も多々あります。
おまとめローンへの借り換え後、以前の借入先から再度借金をして負債を倍増させてしまう方もおられます。おまとめローンのために自宅を担保に入れて、家まで失ってしまうこともあります。借金問題を解決するためにおまとめローンはお勧めできません。
3.時効を待つ
ひたすら借金を返さず長期間を経過させて「時効」完成を待とうとする方もおられます。夜逃げなどもこのパターンの1種でしょう。確かに借金の時効が完成したら「援用」によって借金返済義務を消滅させられます。
しかし時効期間の進行中に債権者から裁判を起こされたら時効は中断します。
また債権者から逃げ続けたまま5年や10年ひっそりと過ごすと人生の貴重な時間が無駄になります。
時効の完成が目前になっている場合やすでに時効が完成している場合なら時効援用も解決方法として有効ですが、それ以外の場合には債務整理をすべきです。
4.債務整理する
債務整理は、借金問題の解決にもっとも効果的な方法です。
債務整理をすると利息を全額カットできますし、元本まで大きく減額できる方法もあります。自己破産すれば借金を全額免除してもらえます。
自己破産以外の方法なら財産もなくなりませんし、自己破産をした場合でもその後旅行や引越、生命保険への加入、起業、代表取締役への就任など自由にできますので、デメリットはさほど大きくありません。
借金問題にお困りなら、弁護士にご相談いただけましたら状況に応じて最適な方法をご提案いたします。親身になってお話をお伺いしますので、安心してお早めにご相談ください。