毎月の返済額を減らしたい方へ

借金をしすぎて支払いが難しくなったら「任意整理」または「個人再生」によって月々の返済額を減額できるケースがあります。

以下でその方法をご紹介します。

1．任意整理

サラ金やクレジットカード、銀行カードローンなどの借入額が大きくなっているなら、まずは任意整理を検討しましょう。

任意整理は借入先の貸金業者などと話し合いを行い、利息をカットしてもらって元本だけを返済していく方法です。

基本的に合意した後の利息が全額カットされるので、返済総額が相当減額されます。

また支払期間も5年程度にまで延ばせるので、月々の支払い額も抑えられます。5年でも支払いが難しい場合、話し合いによって7年や10年の期間を設定できることもあります。

たとえば現在200万円の借入があり、月々8万円支払っておられる方がいるとします。

任意整理をすれば200万円を5年間、無利息で支払っていけば良くなるので、月々の返済額が3.3万円程度に抑えられます。

個人再生は裁判所に申し立てをして借金の利息や元本まで、大幅に減額してもらえる方法です。借入金額や所有している財産の評価額にもよりますが、借金の金額を5分の1～10分の1程度にまで減らすことが可能です。

支払期間は原則的に3年ですが、どうしても難しい場合には5年にまで延ばしてもらうことが可能です。

たとえば現在500万円の借金があり、月々の支払い額が18万円になっている方がいるとします。個人再生をすると、100万円にまで負債額を抑えられて、それを3年で支払っていけば良いので、月々の返済額は2.7万円程度に抑えられます。18万円は無理でも2.7万円であれば、支払っていける方も多くなるでしょう。

任意整理や個人再生を利用するためには、減額された借金を返済し続けるだけの収入が必要です。特に個人再生の場合には裁判所が債務者の収入を審査するので、安定した収入が必要となります。

たとえば任意整理なら専業主婦の方が夫の給料から支払う前提でも手続きできますが、個人再生は自分の収入がない限り難しくなります。

どうしても任意整理や個人再生ができない場合でも自己破産すると借金を免除してもらえるので、借金問題を解決できます。解決できない借金問題はないので、安心してください。

借金を減額してもらえたら何とか払っていける、という方の場合、任意整理か個人再生を進めましょう。月々の返済額が多すぎてお困りの場合、一度金沢の弁護士までご相談ください。